2015-01-01から1年間の記事一覧

nursingとは(つぶやき)

看護の語源は母乳を与えるというところにあるらしい。母乳をやるというのは母と子の関係でしか成り立たないことである。食事の摂取であると同時に、他人の踏み込めない部分の交わりであるようだ。看護というのは本来そういうものであるということか。確かに…

Nのために

80代のあのかわいさはなんだろうか。薄黄ばんだ白い帽子と、釣りかとつっこみたくなるベストと、時計内蔵のベルトと黄ばんだズボン。皮の垂れた顔としわくちゃの笑い顔。口ではようよう聞くと腹立つことを言っているんだけど、話し方がかわいくてハイハイ、…

ピアサポーター

わたしはもしかして、ピアサポーター になりたいのでは?と思ったので記録に残す。今面接中だが、新しい病院に春から転籍が決まる。→しかし冬に妊娠しちゃう。すると女社会のセオリー「いじめ」を受ける。→病んじゃう。→あわよくば入院しちゃう。→就職どうし…

改性

性変わったん??と友だちに言われた。あれ。わたしが変わったのは性だったか?そしたらわたしは妻ではなく夫ということになる????コンマ数秒混乱する。いやいや。性じゃない、姓だよ。女だよ。役所で書類書いてて、生年月日ですら変更できるのに男女の…

ナースのお仕事

病院にはいろいろ事情があって 参画型看護計画というものを積極的に取り入れなければならないらしい。そもそも看護師は患者さん一人一人にオリジナルな看護計画を立案し、それに沿った看護を提供している。そのうち参画型看護計画というのは患者さんの自立(…

ポジティブフィードバック

職場の研修で、急変時のシミュレーションを行った。ここでのポジティブフィードバックがとても有効だと感じたのでここに残しておく。60人ほどの同期の中から三人ずつ前に出て、事例のシミュレーションを通して振り返りをして、というのを4回繰り返すものだっ…

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すっ と剃刀を持った手をまっすぐ自分の方に引く。ボールペンと定規で紙に線を引く、あるいはそれよりも軽い力を込める。パッケージから開けたての剃刀はその程度の力でうっすらと腕に赤い線をなぞる。インクが滲んだり滲まなかったり。古くなった剃刀では、…

音楽

バンドが好きでよく聴いている。音楽 というとFoZZtoneの「音楽」を思い出す。朝靄の中のペーパーミル とか、景色の表現が好きだ。一番太く長く追いかけているのは、迷わずアンダーグラフ。弟の友達が作ったその時の流行の歌が入ったオムニバスMDにツバサが…

夜勤ってねえ

病みたい時には夜勤するべきだと思う。もちろんみんなにそれが当てはまる訳ではなく、わたしだけかもなんだけど。まず身体を病むのは簡単。生活リズムが狂うし、眠くないから寝なければ疲れがいつもの3倍で溜まってとてもしんどい。不規則な時間に食事を摂っ…

涙がとまらない

式場の話をちらりとして、母のちょっとした言葉尻が気にかかったことで言い合いになり、久しぶりに涙を流した。そこまでイラっとしただとか悲しくなった訳ではないのに涙が止まらなかった。そのまま祖父母の家に行って、身体が少ししんどそうな祖父の姿をみ…

ともだち

コミュニケーションをとるために話す。話すことで仲が深まり、より親密な関係になる。しかし、それとは裏腹にいらないことを話し過ぎると「鬱陶しい」という印象を受けることがある。鬱陶しさは積み重なると嫌悪になる。つまり仲よくなるために話すのに、話…

しょうもないこと

自称大学一のメンヘラ、いや、二かもしれない。三かもしれない。関わる友だちがいなさすぎてこんなちっちゃいコミュニティのこともよく知らない。あちゃ。だいぶコミュ障だと思う。コミュ障てなんなんやろ。どもるし耳悪いし頭の回転遅くて話うまく繋げない…

セルフケアの一歩

わたしは自分のことがずっと嫌いで、でもそのことは認めていて、何年も前から生涯目標は「自分をすきになる」だ と思っていた。これに関して、「自分のすきなもの(例えば、この場合は彼氏をあげる。)」のことも 嫌い であるようにみせるような、無意識が働く…

元気りんりん自分計画

これ、口コミでおもしろそうでずっと探してたやつ、田舎の本屋にあった…!お金わざわざおろしてまで買ったけど、その甲斐は アリ ました。ストーリー仕立てになってておもしろい。かつわかりやすい。WRAPの伝達講習を病棟でしようかと思ったぐらい。(うまく…

空白

意識に寄り添いわたしを飲み込もうとする深い側溝ほこりのフィルタを通したような古い音(音は複数重なっている)自分のどうしようもならない習慣を改善することを求められる場面自転車の車輪の回転と指を差し出す感覚階段を踏み外す恐怖心臓が浮き上がる感じ…

なぜか今日は

晩ごはんを食べて、電車の時間調べて と頼んだ。わたしは「え、(病院まで)送っていくで」を期待しながら言ったのだが、返ってきた答えは「35分」だった。ああ、送ってはくれないのだな。明日日勤だもんな。しんどいしいいんだよ。でもわたしが夜遅くに電車乗…

もやもや

もやもやしています。朝から同期のラインで大学院行きたいって言ってみたら、疎外感やで23歳以上はおばさんて言われたけど、大学院でそれより若い人いないし、院生の友だちけっこういるけど疎外感に悩む人は聞いたことない。なんで否定されたのかわからなく…

考えることから逃げる

考えることが好きだ。自分のアイデンティティはある程度固定していると思うし、それに基づいてヘリクツをこねこねこねるのが好きだ。考えることはこわい。答えを明確に出すことがこわい。「それは違う」と答えを否定されるのがこわいから。考えるという行動…

めずらしく普通の普通のしあわせ

はじめて結婚式というものに行ってきた。もう友人が結婚する歳になってしまったようだ。いつも屁理屈を言いあらゆることについて御託を並べるわたしだが、この日は1日を通して、素直に楽しく幸せな時間を過ごした。特におもしろいこともなく、いらぬことも考…

こころってなんだろう

わたし自身心を病んだことがある。至って健康だし、眠剤がなくても今はほぼ問題なく眠れる。一番ひどい時でも重度のうつにはならなかったし、他に特記せねばならないような障害にも陥っていない。それでも、わたしの心にははっきりと、病んだ思い出が刻み込…

昼間からロックしてきた日

悩んでいることがあるなら、口に出せば少し楽になる。聴覚を伝い脳を刺激することで違う観点で悩みを捉えることができるからだ。しかし悩みを話すことは簡単ではない。少なくとも自分は、悩んでいることをあまり仲良くない人にはうまく話せない。悩みを本当…

道程

わたしはずっと自分は少し病んでるから、薬のこととか、心理療法とか、に興味があるのだと思っていた。うつや精神科についてのエッセイや新書を集め、眠剤に尋常ならぬこだわりを持ち(この頃はそうでもないが)、精神論でなにもかも突破しようとする。その行…

わたしにとっての文章

こうして日記の筆をとっているとき(画面に指を走らせているとき)、わたしは自分がおもしろいことを言っているという自覚を持っている。いや、実際にいわゆる「おもしろい」ことを言っている、という自信はないのだが、なんとなく思いついたヒラメキを、書き…

マイスリーとの相性

が、いまいちよくない。マイスリーは半減期2.3時間の超短期型睡眠薬で、入眠障害に適応がある。つまり寝つきを良くしてくれ、朝まで眠気が残らないのだ。という効果は使い勝手がよく、夜勤前や翌日早起きしたいが眠れない時に重宝している。しかし翌日に味覚…

3日後にはまた夜勤

このところ少し疲れている。(文字にすると疲れが増してしまう気がするので、疲れという言葉を使うのはここまでにしたいが…)というのも、フルコースが3回連続で続いたという肉体的な疲労に加えて同じだけ諸先輩方に気を使いまくるという精神的なストレスが重…

フルコースと聞くと

聞こえが良いが実際はただのフル勤務の夜勤(準夜×2、深夜×2)のことである。深夜の2日目には、ローソンのごはんに飽きたおし、睡眠リズムの崩れで顔面が崩れ、気分は最低、抑うつマックスで酔った暗い詩とか書き出しちゃう。抑うつの原因の大半を占めるのがこ…

愛と嫌悪は紙一重

愛は地球を救うという軽いノリのスローガンに対し、(愛という言葉がとても好きにも関わらず)懐疑的にならざるを得ない状態にあった。両親家族の愛にこそ飢えてはいなかったものの、愛だと信じていたものが建前の塊だと気付いた経験が、わたしを思考の溝には…

ガリベンバカ

今まで内に秘めてる自己顕示欲のせいでブログやSNSを 上手く使えなかった。(上手く の基準はわたしなので、つまり同じ個体であると同時に日々変化している、なんともいい加減で不安定な基準)もちろん思っていることを書いているのだ。書きたいと、誰かに聞い…

ウサギが1匹とれた

美容院に行ってきました。髪が伸び散らかってたのも傷みまくってたのもわかってたけど、準夜と深夜の間の公休で家から一歩も出ることなく12時間以上寝てたぐらいの出不精へと成長を遂げてしまったわたしは美容院なんて到底行く気が起きませんでした。仕事は…

右脳と左脳

わたしはどちらかというと右脳人間だと思う。いきなり何の話かというと、(奴は循環器科のナースなのだが、)準夜の帰り道迎えに来て突然、心不全の講義を始めた時のことである。心不全というと普通(人の身体はみな違うのに普通という言葉を使うのがここで正し…